冬木さんの洞窟

2004-07-27

[]なぜ『女子高生』なのか


有沢さんの記事で、『女子高生異世界召喚図書館』は、なぜ『女子高生』なのかという話がありました。


私が主催しているジャンル限定リンク集『女子高生異世界召喚図書館』は、タイトルには分かりやすいように『女子高生』とつけていますが、高校生に限らず、中学生から大学生程度に相当する年齢の、思春期の女の子全般を想定しています。

それは、有沢さんが仰るとおり、思春期の、社会的に自立していない少女というものが、『中途半端』な、『未だ何者でもない』存在であるからだと思います。


『七歳までは神のうち』と言う言葉があります。

乳幼児の死亡率が高かった昔は、七歳以下は、まだちゃんと人間の仲間になりきっていなくて、神様の世界に属するものだったのです。

それと同じように、高校生ぐらいまでは、まだ完全に人間世界の住民になりきっていない、どこかまだ足場の定まらない存在なのではないかと思います。

(まあ、中には、十代だろうと学生だろうと、すっかりこの世界に根を下ろして足場の定まっている人もいるでしょうが、私の場合、自分がこの世界の人間であることに本当に納得がいったのは30近くなってからだったような気がします)


私にとって、『未だ何者でもない女子高生』は、まだ完全に現実世界の人間になりきっていない存在――七歳以下の子供がそうであるように異界に近い存在なのです。

現実と非現実の間で揺れている存在。

そういう在り方が、私にとっては、切実な吸引力を持つのです。


私自身はとっくの昔にいい大人ですが、心のどこかに、『未だ何者でもない私』が今でも隠れていて、『未だ何者でもないもの』を書かずにはいられず、また、そういう存在を書いたものを読み続けずにはいられないらしいのです。

その切実さは、もしかすると一生薄れることがないかもしれません(まあ、先のことは分かりませんが)。


ちなみに、なぜ、単に『高校生』ではなく『女子』に限定したかというと、単なる趣味です(^^ゞ

なるべく絞り込んだ、ピンポイントなものが作りたかったんですよ。ピンポイントな隙間需要に応える、小規模ながら独自性のある、『濃い』リンク集を目指したかったのです。

で、どうせ絞るなら、『男子』に絞るより『女子』に絞るほうが自分の好みに合っていて楽しそうだったので……(^^ゞ