響子さんの書斎 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2004-06-27

[]冬木さん、歓迎♪ 00:04 冬木さん、歓迎♪ - 響子さんの書斎 を含むブックマーク

冬木さんが参加してくれて嬉しいです(^^)。

こちらでもよろしくお願いします。


[]密林に眠る都 23:39 密林に眠る都 - 響子さんの書斎 を含むブックマーク

アンコール・ワットの出会いは小学校4年生のときだった。図書室で手に取ったアンコールワットの本が、始まり。

それはアンリ・ムオの探検記をジュニア向けに編集した本で、一目で魅せられた。

――密林に消えた都。

という言葉と、密林のなか、朽ちていく大寺院の表紙。

その妖しい美しさにドキドキした。

王は非凡である。王国の繁栄のために、夜ごと神(女性の姿をした9つ頭の蛇精)と契りを結ぶ。

この文章だけで、女神と王と人の娘が織りなす滅びへと誘う恋の物語が生まれないだろうか。王は人であって人で非ず。女神と契りを交わした神の領域の存在。もし、王が神と人とを結ぶ契りより、人の娘との人としての恋を取ったとしたらどうなるのか。

アンコール王朝は繁栄を極め、唐突に歴史から姿を消した。

その滅びの原因が何だったのか、密林に眠る都は語らない。

定説では1431年ごろに、カンボジア王は都を去った。

新たな宮廷はトンレ・サップ湖の南スレイ・サントールに設営された。

次第に脅威を増すシャムから遠ざかるためである。

都の放棄は、盛大な出発という形をとったのだろうか。

年代記にあるとおり、「ポンニャ・ヤット王は、将軍、貴顕、大臣、女官や従僕に付き添われ、広大なアンコール・トム内の高貴で格調高い王宮から、王の乗り物である専用の丸木舟で船出した」のだろうか。

それとも、シャムの侵攻による混乱のなか出発したのか。

たしかに、アンコールは略奪され、荒廃した。

(『アンコールワット』ブリュノ・ダジャンス著 創元社より抜粋)

都を棄てていく情景を目の当たりにしたかのような気さえする。

シャムの侵攻による混乱のなか、我先にと逃げ出す人々。その都の大通りに立ちつくしているような……


――遺棄された都は、ゆっくりと密林に飲み込まれていった。

アンコール・ワットの本を読み終わった私は、落日に染まった部屋で呆然と座っていた。時空を越えていた魂が元に戻っていない感じだった。

あれから、私は落日に燃えるアンコール・ワットの魔法にかけられたままだ。

冬木洋子冬木洋子2004/06/28 07:52響子さん、参加に当たってはお世話になりました。響子さんの補足説明がすごくわかりやすくて、本当に助かりました。こちらでも響子さん語りが聞けて嬉しいです!

響子響子2004/06/28 23:25冬木さん、お役にたてて嬉しいです(^^)。冬木さんの語り楽しみにしています♪ 異世界召喚のお話とか。わくわく